【希望の賃貸選び】賃貸選びで重要な4つの条件を決めよう

賃貸選び

就職や進学を期に引っ越しを決意し、いざ賃貸サイトで賃貸を選ぼうとしても、

  • どう探して良いかわからない
  • 物件がたくさんありすぎて絞れない
  • まったく物件が出てこない

、、、、等々、自分の希望している物件がなかなか無く悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

賃貸の探し方としては、まずは自分の譲れない条件を決めましょう。

条件を決めないと、賃貸サイトを使っても『家賃に対して希望する条件が高すぎて全く物件無かったり』、『何でもいいとなると物件がありすぎてどうしよう』となり、投げやりな状態で物件を探し住んでみて納得できずまた引っ越すという結果につながります。

では、賃貸選びで重要なポイントはというと、下記の4つです。

  • 場所(最寄り駅・乗換回数)
  • 初期費用はいくら払えるのか
  • 毎月の家賃はいくら払えるのか
  • 希望する設備(バストイレ別、オートロック、防音性等)は何か

例えば、①~④のような条件を決めてから物件を探しましょう。

①最寄り駅はなるべく乗換・通勤時間が少ない駅を選ぶ
②初期費用は抑えたいので、敷金・礼金が無いところを選ぶ
③毎月の家賃は6万円以内に抑えたい
④希望する詳細条件は、2階以上、オートロック、、、等

それぞれ自分にあった条件決めて賃貸を選びましょう。詳細については順次紹介していきます。

記事内容

賃貸の選び方 自分が譲れない条件とは
 1. 場所(最寄り駅・乗換回数)
     勤務先・学校から乗り換え無なのか・通勤時間は何分なのか
   最寄り駅から徒歩何分圏内なのか
   どうしても●●に住みたいのか

 2. 初期費用について
  相場:家賃の5~6か月分
   ⇒費用を抑えるにはどうするのか

 3. 毎月の家賃について
  相場:手取りの3割程度
   ⇒2年間のトータル金額を算出し家賃を決める

 4. 希望する詳細条件について
  バストイレ別、オートロック、防音性、、等
   ⇒それぞれの特徴を紹介

それではどうぞ!!

場所(最寄り駅・乗換回数)

 週5日間、通勤・通学をしないといけない為、どこの場所に住むのかで通勤時間を左右するのでかなり重要なポイントです。

『●●に住みのが目的という方』以外は、通勤・通学時間を1時間以内に設定し、乗り換えが少なくなるよう最寄り駅を決定するのをオススメします。

アットホームによる都内勤務方に通勤時間、乗換回数を調査したところ、下記の結果になっています。

  • 通勤時間 平均 47 分(理想は 29 分、限界は 65 分)
  • 乗換回数は、乗り換え無が全体の40%、乗り換え1回が45%

都内勤務20~30代賃貸一人暮らし会社員の「電車通勤実態」調査(PDF)|トレンド調査の調査データ|アットホーム株式会社 (athome-inc.jp)

アットホーム株式会社

はやり通勤時間・乗換回数は少なくしたいという方が多くいます。

乗換について

乗換回数は無・1回に設定しましょう。

  • せっかく座れたのに次で乗換ないといけない
  • 階段の上り降りや結構な距離を人混みの中歩かないといけない
  • 駅のホームに着いてところで電車が行ってしまった
  • 混んでいる車両に乗り込まないといけない

等々、乗換はストレスでしかないですよね。乗換なるべく少なくなるにしましょう。ただ、同じ線路内で乗換無で通勤できないという方は下記の方法も検討しましょう。

【乗換を少なくする方法】

●乗換に掛かる時間を最寄り駅から自宅までの移動距離を伸ばす

 例えば、『最寄りから徒歩7分、乗換有(5分)の物件があった場合』
     ⇒最寄りから徒歩12分圏内で探すと、同じ条件でも乗換無の物件が見つかることもあります。特に徒歩10分以上になると物件が多く見つかります。

乗換は本当にストレスが多いので、多少歩くことになっても乗換を少なくした方がいいです。

通勤時間について

通勤時間は1時間以内に設定しましょう。

通勤時間を20分短縮させたら、年間にどれくらいの時間を有効に活用できると思いますか?
それが10年間、20歳~定年までだとしたらどうでしょうか。

実際にどれだけの時間を有効に活用できるか表にまとめてみました。
一番右側が有効に活用できる時間です。なんと20分短縮できるだけで1年間で120時間(5日間)も他に時間を使えるということがわかりました。45年間で300日とは、10か月もずっと通勤していると考えると恐ろしいですね……

 ①片道通勤時間 :40分
 往復通勤時間 :80分
②片道通勤時間 :60分
 往復通勤時間 :120分
合計差額時間
(②-①)
1年(通勤240日)320時間480時間120時間
10年3200時間4800時間1200時間
45年14400時間21600時間7220時間

乗換があっても通勤時間を短縮したいのか、通勤時間を長くしても乗換を減らしたいのか充分に検討しましょう。

初期費用について

初期費用はおおよそ家賃5~6か月分と言われています。

初期費用の項目としては下記表の通りです。

項目費用内容
敷金0~1か月家賃が払えないときや原状回復費用の未払い等に備えて、大家に預ける費用です。退去時に壊してしまった設備や清掃費等を差し引いた金額が返還される。
礼金0~2か月入居に際し大家に支払う謝礼的な費用です。敷金とは違い、退去時に返還はされません。
仲介手数料0~1.1か月不動産屋に物件を紹介・契約手続き等をしてもらった手数料のことです。
当月家賃(日割り計算)0~1か月例えば月の中旬で部屋を借りた場合、中旬~月末までの家賃を日割り計算し支払います。
翌月家賃1か月翌月の家賃の費用です。
保証会社加入料0~1か月保証人がいない場合に保証会社へに加入が必要です。保証人がいても保証会社に加入が必要なところは多いです。
火災保険料1万円火災で部屋を全焼させてしまった場合、退去時に元通りな状態で返さないといけません。また、隣からの火災が起きて部屋の荷物が焼損してしまった場合の保険費用です。
鍵交換費1~2万円入居前の鍵交換費用です。
※退去時には鍵を返却しないといけません。
その他(入居前消毒・
24時間サポート料等)
2~3万円物件にもよりますが、設備トラブル時の24時間サポートや入居前の清掃等の費用が掛かる場合もあります。

その他にも、引っ越し費用、家具・家電、食器等の生活用品を揃えないといません。
一人暮らしの場合、全部(初期費用+引っ越し等の費用)で、平均50万円ほどです。

初期費用について余裕がある方は敷金・礼金・仲介手数料を気にせずに賃貸を探しましょう。

そんなにお金が無いよ!!という方へ、初期費用を抑えるポイントを紹介します。

【費用を抑えるポイント】

これはやはり、礼金が無い、仲介手数料が少ない物件を選ぶしかないです。

敷金は後で返ってくるお金ですが、礼金と仲介手数料は支払ったらもう戻ってきません。もちろん敷金が無い物件も入れて探すのもいいですが、敷金・礼金・仲介手数料無の物件は全然見つからないです。

敷金・礼金が有るのと無いの物件では何が違うの?

  • 敷金・礼金有の場合 ⇒人気のエリア:すぐに借り手が見つかる
  • 敷金・礼金無の場合 ⇒早く借り手をみつけたい

礼金が無いからと言って特にデメリットは無い為、初期費用を抑えたい場合は礼金無を選びましょう。

仲介手数料については、無いところを探すのがやっかいです

礼金無の場合は、賃貸サイトで条件に『礼金無』にチェックを入れておけば良いですが、仲介手数料無を見つけるには1つ1つの物件を見て【有・無】を判断するしかありません。同じ物件でも、不動産屋が違えば仲介手数料が変わっていたりと探すのが本当に大変です。

物件をお気に入り登録する場合は仲介手数料が少ない不動産屋を選んでお気に入りしましょう。

家賃について

家賃は手取りの3割程度までと言われています。手取り20万円であれば6万円以内で物件を探すのが良いと思われます。もちろん、自炊をして食費を抑える分家賃に上乗せしようというのは全然有りです。

ちなみに家賃とは、賃料+管理費のことです。

例えば、賃料55,000円、管理費5,000円でしたら、毎月の家賃は、55,000円+5,000円=60,000円です。

家賃の決め方について別の方法を紹介

初期費用+家賃2年間(24か月)の合計費用で考える

例えば、家賃6.5万円以内で物件を探そうとしていたときに下記物件A、物件B、物件C、物件Dを見つけた場合にどの物件を選びますか?

  • 物件A:家賃6.0万円、初期費用(敷金有・礼金有・仲介手数料有)
  • 物件B:家賃6.4万円、初期費用(敷金無・礼金有・仲介手数料有)
  • 物件C:家賃6.6万円、初期費用(敷金無・礼金無・仲介手数料無)
  • 物件D:家賃7.0万円、初期費用(敷金無・礼金無・仲介手数料無)

 初期費用は敷金・礼金・仲介手数料の他に、賃料(当月※1)、賃料(翌月)、保証会社(1か月分)他手数料(※2)計7万円を計上。

 ※1 当月の賃料について、1か月分として日割り計算はしていません。
 ※2 他手数料の項目 ⇒ 火災保険料1万円、鍵交換2万円、その他費用3万円。

実際の2年間の合計金額を比較すると下記の図の通りとなります。

どうでしょうか。2年間の合計費用が一番安いのは物件Cとなります。

また、6万円~7万円の物件はありましたが、2年間でみるとどれも費用はかわりません。

家賃だけを見ずに2年間のトータル費用を基に家賃設定すると、家賃を高いところを選べるのでより良い物件を見つけることもできます。

希望する詳細条件

家に住んでみてどんな設備があった方がいいのか各設備について、詳細に解説しますので、参考にしてください。

賃貸サイトで賃貸の詳細条件で項目にチェックする場合は、チェック項目が多いほど家賃が高くなります。本当に欲しい項目にだけにチェックしましょう。ただ、何となくチェックしていくと物件が無くなってしまいます。

間取り

一人暮らしならワンルーム、1Kの広さが充分です。

  • ワンルームとは、キッチンと寝室が同じ空間にあります。
  • 1Kとはキッチンと寝室が分かれています。

自炊をするという方は、ワンルームだとキッチンも狭く1Kが良いでしょう。

家賃ですが、1Kはワンルームと比較して10~20%増くらいです。

築年数

一見築年数20年と聞くと古く感じますが、部屋の中はリノベーションや定期的に壁紙の張替え等され綺麗になっていたりする為、あまり気にしなくても大丈夫です。築年数が浅いと家賃が高くなっているので、築年数は30年以内を選びましょう。

バス・トイレ別

バス・トイレが同じ

お風呂とトイレが同じ空間にあっても気にしないという方以外は、バス・トイレ別を選びましょう。お風呂に入っているときにトイレの便器があるとなかなか嫌な気分になります。

ただ、バストイレが同じでのメリットとしては、トイレ掃除はめっちゃ楽です。シャワーで便器周りも水で洗えるので清潔にはできます。

エアコン付き

部屋にエアコンが付いているかどうかです。今は殆どの家でエアコンは付いているのではないでしょうか。

エアコンが付いていない場合、新たに購入し取付工事も必要ですし、退去する時は撤去する為の工事も必要となり工事費用が掛かってしまいます。

エアコンを使用方はエアコン付きの物件にしましょう。

2階以上

1階だと、通行人に部屋を見られてしまう為、カーテンを開けられなくなったり、洗濯物を外に干せない、防犯上弱いというデメリットがあり、1階の角部屋ではマンションのごみ捨て場に近い可能性もあり、夏場にはGが窓から入ってくることもあるので注意が必要です。

あまり1階でも気にしないという方以外は2階以上を選んでおけば間違いないです。

ただ、4階以上になると、エレベーターが必須になってきます。エレベーターが無い場合は登り降りは階段だとキツイですし、引っ越し費用も別途請求されることもあります。

オートロック

特に女性の方はオートロック付を選びましょう。今の時代、ドアの覗き穴からカメラを撮られることもあるらしいのでオートロックは必須です。

ただ、デメリットとしては、家賃の相場が若干高くなってしまうことです。

独立洗面台

独立洗面台が無い場合、画像のようにお風呂場に洗面台が付いているタイプとなっていることが多いです。独立洗面台がどうしても欲しいという方は独立洗面台が有る物件を選びましょう。

温水洗浄便座

これはトイレがウォシュレットかどうかです。

古い物件だと付いていないことも多いですが、どうしてもウォシュレット洗浄や冬場に便座を温めておきたいという方は温水洗浄便座を選びましょう。

都市ガス・プロパンガス(都市ガス一択)

間違いなく都市ガスを選びましょう。

プロパンガスは都市ガスに比較して、料金が1.5倍以上になることもあります。

一人暮らしだと毎月2000円以上の差になることはざらにあるので都市ガスにしましょう。

プロパンガスだと、アパート、マンションでガス会社が指定されることが多いです。

都市ガスだと自由にガス会社も選ぶことができます。しかも今の時代、ガスと電気を同じ会社で申し込むとセット割が適用もされますので、もう一度言いますが、都市ガスを選びましょう。

鉄筋コンクリート・鉄骨・木造作り(重要項目)

これは防音性を決める項目ですのでめっちゃ重要です。

防音性は 木造<鉄骨<<鉄筋コンクリートの順で高く、木造作りが『防音性1』とすると、鉄骨が『防音性2』、 鉄筋コンクリート『防音性10』 と言われています。

特に今、一軒家の実家に住んでいて初めて一人暮らしをしようとしている方は、隣からの生活音に慣れていない為、防音性を軽くみていると住んでから痛い目にあいます。

私自身、初めての一人暮らしで木造、鉄骨・鉄筋コンクリート造を気にせず、安い木造作りの物件を選んだら、隣からの生活音は丸聞こえでした。話し声、笑い声、包丁で食材を切る音、目覚まし音、、、等々何をしているかわかるぐらい音がします。

音に対して鈍感な人は木造や鉄骨でも問題無いですが、鉄筋コンクリート造にした方が良いと思われます。

物件の周辺環境について

意外と見落としがちですが、周辺環境は忘れずにストリートビューで確認しておきましょう。

防音性:目の前に大きな道路、線路は無いか、救急病院や消防署、警察署、学校等が近くに無いか
  ⇒家の周辺にあった場合、道路の振動、サイレンの音、学校からの声等、音に悩まされることが多いです。

利便性:近くにスーパー、コンビニ、ファストフード、ATM等は有るのか
  ⇒普段、自分が良く利用するお店があるかどうか確認しましょう。

まとめ

物件の決める条件として、下記4つのポイントにて自分の条件を決定しましょう。

  • 場所(最寄り駅・乗換回数)
  • 初期費用はいくら払えるのか
  • 毎月の家賃はいくら払えるのか
  • 希望する詳細条件は何か

例えば、①~④のような条件を決めて希望する物件を探しましょう。

①最寄り駅はなるべく乗換・通勤時間が少ない駅を選ぶ
②初期費用は抑えたいので、敷金・礼金が無いところを選ぶ
③毎月の家賃は6万円以内に抑えたい
④希望する詳細条件は、2階以上、オートロック、、、等

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